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  • 髙木貴間建築設計事務所
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髙木貴間建築設計事務所では食器も大切にリペアしながら使っております。
これらの食器は決して高いものではありません。
金継2.JPG

たとえばこの茶碗は江別の焼物市で200円で購入したものです。
それでも直しながら使い続ける事で愛着が出てきます。
割れや欠けに沿って補修するので新しい個性も出てきて楽しくもあります。
金継3.JPG

これらの食器は金継という方法で修理しています。
漆を使う伝統的な方法ではなくエポキシ樹脂を使った
簡易的な金継ですので誰にでも簡単にできます。
金継1.jpg

メンテナンスをしながら大切にすることで、
それにしか無い「味」が出てくると思います。
それって豊かな事だと思いませんか?
この事は住宅に置き換えて考える事ができると思います。

例えば、割れないプラスチックの食器は確かに便利です。
メンテナンスも必要ありません。
でも、プラスチックで揃えられた食卓って豊かでは無いと思うのです。

建築材料にもメンテナンスフリーの材料が広く流通していますが、
それだけで作られた家って味気が無いと思うのです。
メンテナンスをしながら大切に使って行くことで、
家は住み手の物になっていくと私たちは考えています。

メンテナンスフリーの材料がすべて悪いとは言いません。
でも、メンテナンスや補修をしながら使っていく事には
何にも代え難い豊かさがあるのではないでしょうか。

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