次に設計事務所と家を創るデメリットについてです。
デメリット①
完成まで時間がかかります。これはメリットである自由設計と裏腹の関係なのです。自由ゆえに打ち合わせや調整に時間がかかります。打ち合わせから完成までの工程はflowの項を見て頂きたいのですが、こだわりの家を建てるからこそ、予めご理解頂ければと思います。
デメリット②
「設計監理契約は設計事務所」「工事請負契約は工務店」と別々に契約しなければいけない事です。設計事務所が設計する場合は工事金額が設計段階では確定しません。工務店が完成した設計図を基に精算見積を行い、そして工事請負契約を結んだ段階で確定します。設計の時点では事前に工務店から取った概算見積で大まかな目安をつけて設計します。決まらない不安感はあるかもしれませんが、これは「メリット②」と裏腹な関係です。
一方で、ハウスメーカー等の場合は設計から施工まで一括で行う契約です。従って、ラフプランで契約に至った時点で工事金額まで確定します。早くて明快であると言えますが、決まったフォーマット通りにしか作れないので、自由度が無いとも言えます。また、見積もりチェックと施工監理がありません。