9/29(日)から一泊二日で美唄の林業試験場で開かれた木育マイスター研修に参加してきました。木育とは北海道から発信され、全国で広がっている活動で「木とふれあい、木に学び、木と生きる」取り組みです。
(興味のある人は「木育ファミリー」のホームページをご覧下さい。)
座学のあと、林業試験場の森林で製材になる前の森林を見学しました。これはエゾマツの苗木です。まだまだ小さいですが、これでも2~3歳の苗木です。
こちらはカラマツの苗木。綺麗な黄緑です。
試験林です。品種改良によって育成が良くまっすぐで高強度の木材を作り出す為の研究がなされています。
カラマツの林です。これで40~50歳。
森林見学のあとは三笠にある堀川林業さんへ。製材の状況を見学させて頂きました。かつては周辺に多くの製材屋さんがありましたが今ではほとんどが廃業してしまったそうです。小さい工場だからこそ特注に対しても小回りの効く対応をしていると仰っている社長さんが印象的でした。
生木のくるみです。これから乾燥させて製材になっていきます。
その後家具の製造を行っている飛騨産業さんへ。元々は柳宗理のお父さんの柳宗悦が中心となって起こした日本の民芸運動の潮流から生まれた「北海道民芸家具」が前身となっている家具屋さんです。一度廃業したのですが、飛騨産業が引き継いで現在に至っています。
曲げ木の技術が特徴的です。
薄い板を貼り合わせた合板を曲げるのではなく厚い板を曲げています。
「木」と一言にいっても森林から製品に至るまで様々な専門家がいます。私の知らない「木」について知っている専門家との出会いがあり、実りのある研修となりました。関係者の皆様ありがとうございます。
研修後は美唄名物の焼鳥を購入して札幌まで帰りました。